可愛い人

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最近コンビニでは、外国人の方がよく働いていらっしゃいます。
うちの近所のコンビニも、特に夜間は外国人の方が多いです。

中国人の方が多いようですが、うちの近所のコンビニには
スリランカ人の女の子も働いています。

***

実は昔、フォスタープラン(現在はプラン・インターナショナル)に参加していたことがありました。

プランのスポンサーシップは、毎月一定額を寄付しますが、
自分が担当(?)するチャイルドが決められます。
その子と手紙などのやりとりをしたりできますが
寄付金はその子のためだけに使われるのではありません。

プランの目的は、その地域が自立可能な状態になることで
その地域の開発支援プロジェクトに使われます。
ですから、チャイルドやその家族は、
その開発支援プロジェクトに積極的に参加することが求められます。

対象のチャイルドは、地域住民から選ばれた0歳〜12歳(登録時)の子供たちです。
その子が18歳になると卒業となります。
もちろん、支援の期間は自由です。

その時、私のチャイルドになったのが
スリランカの子でした。
当時、2歳のまだ赤ちゃんのような可愛い男の子でした。

年に一度、現地のスタッフからのニュースレターと共に写真が送られてきて
彼の成長が見て取れました。
最初はお母さんの代筆だった手紙も、彼の言葉のものとなり
ほほえましく拝見したものです。
ただし、(恐らく)シンハラ文字は何が何やら・・・でしたが(笑)
※手紙は、現地語→英語に翻訳→日本語に翻訳されて届けられます。

10年ほど支援を続けていたでしょうか・・・
彼は18歳を待たずして卒業となりました。

それは、プランとして一番嬉しい卒業。
その地域が、自立可能となりプロジェクトが終了したからでした。

私は頻繁に手紙も書けず、あまり良いフォスターペアレントではありませんでしたが
勉強するのが好きだと言っていた彼が、幸せな人生を送っていることを願っています。

***

その彼とよく似た面差しを持つ彼女に、もしかしたらと思って聞いてみたら
やはりスリランカから来たということでした。

スリランカは昔セイロンと言って、紅茶で有名でした。
(今もセイロンティーは有名ですよね)
宝石が採れることでも有名でしたから
何も知らない私は、プランで支援国がスリランカと聞いた時に
ちょっとびっくりしました。
発展途上国とはいえ、そこそこ豊かな国かと思っていたので。

内戦を経て、現在は落ち着いているようですが、
まだまだ貧富の差は激しいようです。

スリランカの方が日本に来るのにはビザが必要で
そのビザの取得もなかなか難しいと聞きますから
日本に留学している彼女は、実は結構お嬢様なのかもと勝手に推測しています。
それは彼女の仕草が、本当に上品なんです。
例えばお釣りを渡す時、差し出した右手に、必ずそっと左手を添えるんですよね。
なんかね、育ちの良さを感じさせるというか・・・
そして日本語も上手なんですが、とても綺麗な日本語を話されます。

最近は仕事にも慣れてきたのでしょう。
大きな瞳でにっこり笑う彼女は、本当に可愛くて
そしてそのウィスパーボイスと優雅な仕草に
なんだかとっても癒やされます。

彼女が、日本での生活を楽しく送ることができ、
幸せな人生を歩むことが出来ることを願ってやみません。

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