効果と症候群

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気分が落ち込んだ時、思いだすテレビ番組があります。

それは、「愛少女ポリアンナ物語」
1986年に放送されたアニメです。

「よかった探し」と言えば、思いだす方も多いのではないでしょうか?

つらい事があっても、亡くなった父親に教えられた「よかった探し」をして
困難を乗り越えていく健気なポリアンナの物語を
もう、いい大人になっていましたが(笑)
毎週楽しみに観ていました。

ストーリーに関してはこちらをどうぞ → 愛少女ポリアンナ物語

ポリアンナの「よかった探し」とは
『どんなことが起きてもその中からよかったと思えることを探し出して明るく振る舞うこと』

このポジティブな考え方に、素直に感銘を受けた訳ですが
その後、「ポリアンナ効果」と「ポリアンナ症候群」という心理学用語が生まれたそうです。

「ポリアンナ効果」は、1964年にアメリカの心理学者チャールズ・E・オスグッドが「書かれた言葉においては、ネガティブ(否定的、悲観的、後ろ向き)な言葉よりもポジティブ(肯定的、楽天的、前向き)な言葉の方が大きな影響を及ぼす」ことを説明する際、使った例えで、
人間の脳は、否定的な否定的な評価より肯定的な評価の方が記憶に残りやすく、影響を受けやすいそうです。

私はもちろんこちらの意味で、困難なことがあっても、ポリアンナのように「よかった探し」をして、前向きに頑張ろうなんて思っていた訳ですが、
「ポリアンナ症候群」というのもあると知って、ちょっとびっくりしました。

「ポリアンナ症候群」は、現実逃避のために行う楽天主義で

・直面した問題の中に含まれる(微細な)良い部分だけを見て自己満足し、問題の解決にいたらないこと
・常に現状より悪い状況を想定して、そうなっていないことに満足し、上を見ようとしないこと

を指すそうです。

もちろんポリアンナは、現実逃避していた訳ではなく
だからこそ、アニメとはいえ感動していたんですよね。

しかし、落ち込みが続くと現実逃避に走り、症候群に陥りそうな気もします。
私もちょっとその傾向はあるかも・・・

状況を受け入れつつ困難から抜け出し、次の段階へ進めるような
そんな「よかった探し」をしていきたいと思います。

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